各種予防

ーDisease preventionー

 

【狂犬病ワクチン(犬)】

 

狂犬病は犬だけでなく人を含めた全ての哺乳類が感染し、毎年約5万人以上が亡くなっている怖い病気です。狂犬病予防法(厚労省令)が施工され、狂犬病ワクチン摂取が義務となっています。

ペットの登録と共に、年に一回の予防を忘れずに行いましょう。

松山市、松前町の方は鑑札犬登録・注射済票交付が当院で行えます。

 それ以外の方は接種証明書をお渡ししますので、ご自身でお手続きをお願いします。

 

 

 

【フィラリア予防 (犬・猫)】

 

フィラリア症は蚊が犬の吸血をすることで感染し、心臓や動脈に入り込んで寄生する病気です。

重症な例では、血液循環が悪くなり、咳や呼吸困難を起こすこともあります。

最悪の場合、死亡することもある恐ろしい病気です。

蚊の発生する5月から12月の8ヶ月の間、飲み薬などで継続して予防しましょう。

フィラリア症予防薬(飲み薬)を毎月1回、1ヶ月間隔で投与することにより予防ができます。

 

蚊が見られなくなる12月ごろまで投薬する必要があるのは、夏の終わりに体内に入ったフィラリアの幼虫を最後まで確実に駆除するためです。

 

なので、蚊が見られなくなった1ヶ月後までの投薬がとても重要です。

 

途中の投薬や、シーズン最後の投薬を忘れてしまうと、フィラリア症に感染してしまう危険性が高まります。

カレンダーに印をつけたり、携帯やアプリのアラーム機能を利用するなどして最後まで忘れずに投薬しましょう。

 

体重により予防薬のサイズが異なるので、成長段階にいる子は、毎月体重を測った上で処方します。

 

 ・投与前の検査・

シーズン最初の予防薬を処方する前に、血液検査でフィラリアの寄生の有無を確認します。

すでにフィラリア症の犬に予防薬をそのまま投与してしまうと、ショック症状を起こし最悪の場合、死に至る可能性があるからです。

 

 

 

【ノミ・マダニ予防(犬・猫)】

 

お外に出た際や、他の犬猫との触れ合いで感染する可能性があり、どちらも吸血する寄生虫です。

人の血も吸うため、ペットが感染すると人への病害も発生します。

ノミによる皮膚病や猫ひっかき病、近年ではダニによるSFTS(重症熱性血小板減少症候群)感染で亡くなる方も出ているため、予防は必ず行いましょう。

 

 

 

【混合ワクチン(犬・猫)】

 

混合ワクチンは動物同士の病気を予防する意味で非常に重要なものです。

初年度は2〜3回の接種、その後は年一回の接種が必要です。

 

犬の当院のワクチンは6種と10種の混合ワクチンがあり、それぞれ内容が異なります。

獣医師と相談の上、接種内容を決めましょう。

 

🔻予防できる病気

(6種):犬ジステンパー、犬伝染性肝炎、犬アデノウイルス、犬パラインフルエンザ、犬パルボウイルス、犬コロナウイルス

(10種):上記6種混合ワクチンで予防できる病気に加え、レプトラスピラ感染症   

 

猫の当院のワクチンは3種混合ワクチンのみです。

 

🔻予防できる病気

猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症(猫伝染性腸炎)

 

幼犬、幼猫は接種の間隔が短くなりますのでお気をつけください。

初めて動物を飼われる方は詳しくご説明しますので、遠慮なくご相談ください。

接種時期のほか、生活スタイルに合わせ必要な検査などもご説明致します。

 

 

 

【お腹の虫(消化管寄生虫)(犬・猫)】

 

犬・猫は以下のタイミングで寄生虫に感染することがあります。

・母乳や胎盤を介して(犬・猫)

・お外に出た際に爬虫類や貝を食べる(特に猫)

・ノミが付いている場合はグルーミングによってノミを摂食する(特に猫)

 

元気がなくなったり、下痢を起こしたりする事もありますので、糞便検査で感染の有無をチェックして、

適切に予防・駆虫しましょう。

 

 

ー 予防薬について ー

犬は月一回の飲み薬(フレーバーつき)でフィラリア症とノミ・マダニの寄生を一度に予防する事ができます。

猫は月一回のスポット剤(滴下剤)でノミ・マダニ、フィラリア症、お腹の虫を一度に予防・駆除する事ができます。

現在、3ヶ月に一回の投薬で予防ができるものもあります。

 

投薬の種類や方法など、獣医師にお気軽にご相談ください。


【料金】※全て税込です

 

狂犬病ワクチン    3,080円

犬6種混合ワクチン  6,600円

犬10種混合ワクチン     8,800円

猫3種混合ワクチン  4,400円

 

フィラリア成虫検査  3,300円

FeLV,FIV検査         5,500円